空からの涙
「妬いてる…?」

「うるさいッ。好きな女に妬いて悪ぃかよッ」

「嬉しい」

…………………………………………………………………そのあと…。

一瞬、何が起きたか分からなかった。

……………………。

「キスしたよ?私は和君のだよ……って印ね?」

柚姫………

「ふふふー♪和君がいっつも先にしちゃうから、お返しだぁ★」

俺の反応を面白がってる柚姫を少し……

「許さねぇし」

苛めたくなった。

「えっ……ちょっ……と…」

地面に柚姫を押し倒してた。

「柚姫が悪い」

それだけ言ってキスをした。

でも

いつもとは違う、少し大人のキス。

「……んっ…」

口の間から漏れる柚姫の甘い声。

赤くなる柚姫の頬。

こう言うキスしていいのは俺だけ?

誰でもいいって訳じゃないよね。

「……柚姫可愛い」

口を離したら柚姫は苦しそうだった。

「息しにくかった?」

「…うん。」

恥ずかしそうに笑う柚姫。

「でも、柚姫が悪いんだからな。俺を誘ったりするから……。」

「さっ…誘ってなんかないよ……。」

慌ててる柚姫の口をふさいだ。

「俺、止まんないよ?」

そう冗談で言ったのに……………

「えっ………うん…わかった。」

……うん…って…

「和君なら……私…」

驚いた俺の顔を見たのだろう。



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