華*詩
アノネ──
真っ暗な道を歩いて
寂しくなった

気を紛らわそうとして
顔を上げたら



真っ暗じゃなかった
星達が光輝いていた
小さな小さな光だけど
輝いていた

今にも潰れてしまいそうで
消えてしまいそうだけど
とても綺麗だと思えた

本当に独りで
本当に真っ暗って事は


…無いんだね
  
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