華*詩
儚夢
『連れションをしよう』と
私の教室に
来た片想いのあなた


私は、あなたが本当に
言いたい事が何となく
分かった

「二人きりになろう」

だから
ついってた


したら、
本当にトイレだったんだね

その後、
私は、友達と会い
話しが盛り上がって

あなたがトイレから
出て来るの見たよ

なのに…
私は、友達をとったんだ

私は、
あなたが待っててくれると甘えてしまった


片想いのあなたが
私の前を通り過ぎてゆく


あなたは、
其処から居なくなった


待っててはクレナカッタ…─


終わっちゃった


そう思って
朝まだ陽が昇る前
まだ暗い時に
目が覚めた


.
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