わたしの好きな人。





「・・・わからない。
 やっぱり家族みたいに思ってたかもしれないし、好きになってたかもしれない。」


「そっか。」


時間は残酷だと思った。


早く進んでほしい時も、ゆっくり進んでほしい時も、いつも同じ時間で勝手に進んでいく時間が。



残酷だと、強く思った。




今すぐ、彼と同じ年になれたらと、考えてしまった。



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