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ストーリーが自分の体験と重なるところがあって、とても胸に響きました〜( ; ; )主人公たちの細かい心情が文字から汲み取れて、リアルな恋愛映画1本見れた気持ちです(笑)
千尋くんにそばにいてほしくて嘘を重ねてしまう虹ちゃんも、虹ちゃんを守ることに一生懸命な千尋くんも、本当にいとしくてたまらない。 小さな頃から一緒にいたから、お互いだけが知ってることがある。だけど、なにもかもぜんぶ、は難しい。覚えていないこともわざと言わないでいることも、きっとたくさんあるから。そんな二人の距離がとてももどかしい。虹ちゃんの期待が絶望に変わるたびに、何度も胸がぎゅっとなって応援したくなる。優しさの奥に隠れた千尋くんの気持ちの溢れかたが、不器用で精いっぱいで切なくなる。 嘘も誤魔化すこともやめて、まっすぐな気持ちを伝えあった二人が、お互いの弱いとこを知りながらこれからも一緒に歩いていけることが、とてもとてもうれしいです。 きっと読み終えたあと、だれかに、なにかに、自分の好きを伝えたくなる。ずるさを優しさでそっと抱きしめるような、あたたかいお話です。
「虹が好きなのは俺じゃないよ」 小さい頃からずっと一緒にいるのに きみは何にも分かっていない ・ 近いようで、もどかしくて、この距離感にずっとむずむずしていました。とっても不器用な優しさをもつ千尋がだいすきなんだけど、でもそうじゃないんだよ、虹が好きなのはきみなんだよ、と何度教えたくなったか。千尋のそばにいたくて、ずるくなっちゃう虹が私にはどうしてもかわいくていとおしかったです。反対に千尋には、何度もくそやろうって思いました(笑)というか私からすると千尋のほうがずるかった。だってあんなにかわいい虹ちゃんをきずつけてるくせにものすごくやさしくて、結局こっちまできゅんきゅんさせられる。虹を大切に思ってきてるのが伝わってきて、ああやっぱ千尋かっこいいわ、いいわ、なんて終始振り回されながら読んでました。きっと私は千尋に弱い。 ・ 皆さんも千尋と一緒に、虹の弱いとこぜんぶ知っちゃってくださいね。