幼なじみの君との恋
自分の机を元の位置に戻しながら笑顔でこの場の空気を流す。

泣いたらだめだ。

今は…まだ泣く資格なんて、

わたしにはない。

それ以来、二人乗りの自転車登校もやめて
自分の自転車でいつもの時間よりずっと早く出て避けて、逃げた。

なのに…な、なぜ?
今隣にいるのだろうか。
いや、クラスが一緒で名字が近いからなんだけど…。
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