幼なじみの君との恋
お姉ちゃんからのおさがりのゆかたを手に取る。

ここはあーちゃんに頼むべき…?

いや、自分でしないと!

そう思い、私はユーチューブで着付けを検索して、せっせと準備を始めた。

5時になり、外に出る。

5分遅れてしまい、勢いよく出るとそこには既に理人がいた。

辺りはまだ明るくてセミの鳴く声が響いている。

「ご、ごめん。遅れた。」

私が謝るポーズをとる。
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