幼なじみの君との恋
「行こっか…。」

そう言われ、手を引かれる。

付き合いたての頃は手を繋ぐだけでも顔が爆発しそうなくらいだったのに、

今では当たり前のように恋人繋ぎをしている。

その当たり前が私にとってはいちいち嬉しいんだ。



「おー結構やってんなー。屋台。」



10分ほど歩くと目の前には屋台と行き交う人々の姿でいっぱいになった。

「何から食う?」

「まずは…たこ焼き食べよっ!」
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