幼なじみの君との恋
いつも偉そうに紗弓に言ってるくせに自分の事になったらこれ。

こんな自分、大っ嫌い!

わたしは胸がいっぱいになって、教室を飛び出した。
遠くから紗弓の呼ぶ声が聞こえる。

わたしは一階の物理室に入った。本当は屋上にでも行きたかったのだが、
今光に当てられたら泣けない。

暗い物理室の方がよっぽど楽だ。
誰も来ないし、静かだし。

もーいや、今日はさぼろう。
どうせ課外で午前中授業だけだしね。
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