幼なじみの君との恋
「でもまあ、理人君、1週間の猶予をくれたんでしょ?

ならゆっくり考えなさいよー。

いつまでも待たせたら可哀想でしょ?」


「ぬぁ?」

わたしのふいに出た声にあーちゃんがダメ出しをする。

「ぬぁってあんたねーもうちょっと色気出しなさいよ。

もー。理人君も大変ねー。

理人君はね、ずっと紗弓の事が好きだったのよっ!

小学生の頃からずぅーーっと。」




「...ずぅーーっと?」




「そーよ?…

あ、今ちょっときゅんと来てたでしょ!」

つんっとほっぺをつつかれ、

図星の私はクッションに顔をうずめる。
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