幼なじみの君との恋
あーちゃんもなんだか複雑みたい。

理人もなにも言ってくれないし…

はぁ、とわたしは溜息をつく。
溜息つかなきゃ生きてけないよー。

「さゆみの周りには自然とイケメンが募るのね。(笑)」

あーちゃんが失笑する。

昔はこんなに図々しい子じゃなかったんだけどなぁ。

昔はよく3人でも遊んでいた。

一回しをんがオーストラリアに帰ることになってそれっきりだったけど。

しをんもおとなになったんだなー。

わたしはそう思いながら肉じゃがを口に運ぶ。

…っ!今日上手にできた!
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