幼なじみの君との恋
私、三浦紗弓はいつも幼馴染の南理人と学校へ通っていた。

友達以上恋人未満の仲のいい幼馴染。

ただそれだけ。

私はいつも理人の自転車の後ろに乗り、一緒に登校していた。

家もお隣さんで親同士も仲が良くて、

しかも名字が二人とも「み」で始まるものだから日直も一緒だ。

いわゆる、腐れ縁ってやつ。


「はいはいーいつものことでしょー!」

私たちはこの時まだ異性だってちゃんと理解してなかった。
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