幼なじみの君との恋
「…模試じゃないなら授業聞いとけばなんとかなるだろ。」

理人がわたしを上から見ながら言う。

わたしは下から目線を送る。

な、なんかドキドキしてきたんですけど?!!

「…なにイチャついてんの。
あーあ。いやだいやだ。
甘々症がうつる。」

「なに、甘えたいの?」

湧谷君は聞いていたようであーちゃんに聞き返す。
あーちゃんは顔を赤く染めて、

「ち、ちがうしっ!」

と言って教室へ入って行った。

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