幼なじみの君との恋
そう自分に言い聞かせる。

「おーい。亜渼。そんないじけんなって。」

湧谷が、教室に入ってきたとき少し嬉しかった。

追いかけてきてくれた。

「大丈夫だよ。今までの元カノとは違うんだから。」

そう言って湧谷がわたしの身体を抱擁した。

なに、…湧谷はわたしを比べてるの?

そう思ってしまったらなんだか信じられなくなってしまった。
< 222 / 324 >

この作品をシェア

pagetop