幼なじみの君との恋

***

☆お試しカップル最終日

ついに、返事をする日になってしまった。

いや、返事はもう決まっている。
好きって気付いた。

6日目の日…。いつも通り私達は二人で帰っていた時。上から桜の花が降ってきたのだ。
私の髪に付いていたらしく、理人が取ろうとしてくれて…

「あっぶね。触るとこだったー。でも触ってはないからセーフー!」

と無邪気に笑ったとき。私は

触っていいのになー。

と思った。あれ?あれれ?あれれれ?

あ、…これか。
自分の中でもカチッとくるものがあった。
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