幼なじみの君との恋
「……理人。…もっと。」

「……うん。…あ、だめだ。」

「?!」

「もう下つく。」

なんだかがっくし…。

なにか物足りなさを感じながらわたしたちは観覧車を降りた。

先に降りて待っていたお姉ちゃんと彼方くんは2人で笑っていた。

おめでとう、お姉ちゃん。

「おーい!お昼食べるわよ〜。」

奏斗さんとお母さんたちとも合流したときお姉ちゃんと彼方くんが改まって言う。

「つ、付き合いました。」

「はーいっ。」

「もうちょっと歓迎してよー!!」

「はいはい、おめでとう。なに食べるー?」

「もー!」
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