幼なじみの君との恋
順調。そう思った時、

彼らのうちの1人が俺にぶつかってきた。

「…っいってー。」

「大丈夫か、理人。おい、わざとだろ!」

「いーよ、蒼。試合は勝つんだから。」

そう言って、痛めた足をおさえながらたちあがる。

勝たなきゃ。

試合再開のホイッスルが鳴った。

ドンドンというボールを打つ音とともに歓声が体育館に響く。

バッシューのキュッキュッという音とともに俺は汗を流した。
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