幼なじみの君との恋
紗弓が俺を引っ張る。

保健室には生憎、先生はいなかった。

「わたしが、するね。」

そう言って、紗弓が手当てをする。

…っ!いってぇ!まじ、あいつふざけんなよ、

「理人、すごい…カッコよかった。」

下を向いたまま言う紗弓に少し意地悪をする。

「なに?目、みて言って。」

するとゆっくりと顔をあげて
顔を赤らめながら

「…かっこよかった…です。」

と言った。

「っ!息もつらいかも〜

紗弓。
どーしよ?」
< 291 / 324 >

この作品をシェア

pagetop