幼なじみの君との恋
この冬休みで理人を逆転してやるんだから!

わたしたちは冬休みの間出来るだけ2人で集まり、勉強を続けた。

「…理人くんから電話鳴ってるよ?」

「…知らないっ」

わたしは朝と夜しかメールもLINEも返事をしなかった。自粛しないと!

「無視すんなや。」

うしろから聞こえたのは1週間ぶりに聞いた声。

「…理人!」

「まじでふざけんなよ、お前。

勉強もいーけどもっと俺にも構えや。」

…1週間会ってないだけなのに、1年ぶりくらいに感じてしまう。
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