幼なじみの君との恋
わたしは「「うん」」とうって理人の部屋に向かった。

「理人ー。お邪魔しまーす。」

「どぞ。」

ちょこんといつもの定位置に座る。

突然理人が立ち上がり、わたしの目の前に座った。

「…理人?」

「キスしていーすか。」

初めて許可を申請された。

え?な、なんで?

わたしは少し笑ってしまった。

「どーぞ。」

わたしは目を瞑る。
いつも以上に待つ時間が長いのは気のせいだろうか。
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