幼なじみの君との恋
キョトンとする私に

「なんでもないよ」

と、湧谷君は笑った。
この時の湧谷君は言葉とは裏腹に寂しそうな顔をしていた。

あっという間に時間は過ぎ、野外活動拠点、青少年自然の家にやってきた。

周りは森。
曇り空。


なんとも言えない空気で始まった野外活動が私たちの中を壊すなんて…

思いもしなかったんだ。
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