先生を好きな理由は必要ですか?
杉下先生は大嫌いだけど
一応私も成績は気になるから
授業中のノートは取るようにしている。
(授業態度はかなり悪いけどね…)
中間テストが近付いてきたので
一度ノートチェックをするらしく、
授業終わりに後ろの席からノートを
回して集めるように言われた。
私は一番前の席なので必然的に
杉下先生に手渡しすることになる。
「杏奈が渡してくれ。」
「何で?!嫌だよ、杉下嫌いだもん。
綾華が渡すんだよ!」
「一生のお願い!まじで!ね?」
と、やり取りしているうちに
ノートが回ってきて
杉下先生がこちらに来た。
「(小声)杏奈!渡してっ!」
必死に回避しようとしたが
「ノート、頂戴。」
とうとう話しかけきた。
そして杏奈が返答した。
「綾華が杉下先生が好きだから
緊張しちゃってるんですぅ〜〜」
私はとっさに
「は?!?!違うから!!有りえない!」
と言い放ち、杉下先生に
集めてあったノートを突き付けた。
その時の杉下先生の表情に変化は無かった。
私が杉下先生のことが嫌いだと、
先生自身も気付いているから
杏奈の言葉は冗談だと
分かりきっていたのかもしれない。
一応私も成績は気になるから
授業中のノートは取るようにしている。
(授業態度はかなり悪いけどね…)
中間テストが近付いてきたので
一度ノートチェックをするらしく、
授業終わりに後ろの席からノートを
回して集めるように言われた。
私は一番前の席なので必然的に
杉下先生に手渡しすることになる。
「杏奈が渡してくれ。」
「何で?!嫌だよ、杉下嫌いだもん。
綾華が渡すんだよ!」
「一生のお願い!まじで!ね?」
と、やり取りしているうちに
ノートが回ってきて
杉下先生がこちらに来た。
「(小声)杏奈!渡してっ!」
必死に回避しようとしたが
「ノート、頂戴。」
とうとう話しかけきた。
そして杏奈が返答した。
「綾華が杉下先生が好きだから
緊張しちゃってるんですぅ〜〜」
私はとっさに
「は?!?!違うから!!有りえない!」
と言い放ち、杉下先生に
集めてあったノートを突き付けた。
その時の杉下先生の表情に変化は無かった。
私が杉下先生のことが嫌いだと、
先生自身も気付いているから
杏奈の言葉は冗談だと
分かりきっていたのかもしれない。