僕と暮らしてくれませんか
え、えっと…。

「か、カッコいいと思うよ?」

なんだか面と向かって言うのは恥ずかしい。

「よっしゃ。ありがと。」

彼は私の頭をポンポンと撫でた。
…っ!心臓に、心臓に悪いからっ!
こんなにドキドキしてるのは…わたしだけ?

2人で夕食をとる。みんなこの事言ったら憧れるだろうなー。

じっと見つめているとパチリと目が合った。

「…っ!お、お、お風呂!入ってくる!」

私は恥ずかしさのあまりドタバタとお風呂へ向かった。

「っはは。面白いなーあいつ。」

私はお風呂の湯船に浸かりながら脳内で同じ事を繰り返す。

恋しちゃだめだ。私たちは家族、みたいな感じであってそーゆー関係になっちゃいけないんだ!
< 10 / 135 >

この作品をシェア

pagetop