僕と暮らしてくれませんか
いや、でもデートとはなんか違う気がするし…。んー。

「とりあえず帰りながら話そう。」

私たちは靴箱を後にした。

「それで〜環は先輩が好きになったと。」

もうノリノリになった舞華がニヤニヤしながら言う。舞華は恋愛とかそーゆーの、すごく好きなのだ。

以前、少女漫画をたくさん貸してもらった。でも、破門前だったから破り捨てられて…
お手伝いさんが買い直してくれたんだけど…。でも、もうそういったことは無いのだから。

気が楽だ。

「す、好きじゃないからっ!」

「あらー?意地はらなくていいのよ〜ん?好きなの?」

「だからっ…わかんないよ。」

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