僕と暮らしてくれませんか
「これ、買ってやるよ。お前みたい。」

ケラケラと笑う彼。

「じゃあこれは彗だね。」

私は何も考えずにその隣に座っているうさぎを指差した。彗は顔を少し赤らめて、

「これも、買うかな。」

と言った。肝心の布団も買ったし、一件落着…。
お会計に並んでくれている時、彗を見つめる。
私、彗のこと好きになっちゃったんだ。あの笑顔がみたい。そう思うから。

お会計に並んでいる彗と目が合う。私がニコッと笑うと、彗は変顔をした。

(笑)なんか楽しい。
ねえ、彗。恋を教えてよ。
< 19 / 135 >

この作品をシェア

pagetop