僕と暮らしてくれませんか
俺は窓側の席だが、環はまるで違うようだ。
前に一度ベランダから

「花鵞羅彗先輩ー!」

と呼び掛けられ、「環もいるかな」とみてみたことがあったが、環はいなかった。

そのときは「あーやっぱりただの同居人みたいにしか思ってないのかなー」
とがっくしきていた。

だから、まだ前に進まなくてもそれよりもましで、毎日がすごく楽しい。

好きな人に1番に「おはよう」
と言える幸せ。

この幸せがどうかずっと続きますように。
< 39 / 135 >

この作品をシェア

pagetop