僕と暮らしてくれませんか
☆環side

およよ?今日はもしかしたら…あれが言えるかもしれない!!

観光から帰ってきたわたし達は別々に浴衣に着替えていた。

わたしは浴衣を急いで身にまとう。
…あれ?わたし浴衣って似合わない。

矢立柄の薄ピンク色の浴衣は、華やか過ぎてわたしには似合わなかった。

ええい!もうこの際そんなこと気にしてられない!!あの言葉を言うんだ!

そう思い、わたしは脱衣所を出た。
彗はまだ飲み物を買いに行って戻っていなかった。これはチャンスだ!!

しかし、直後すっと扉が開いた。
え、ま、待って速いって!

「お、速いな、環。」

でも、二度とこんなチャンス来ないかもしれない!
そう思いわたしは勇気を振り絞る。
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