僕と暮らしてくれませんか
「おやまぁ、この写真をばらまいてもいいのかしら。」

彼女が差し出したのは彗とわたしだった。

っ!いつ撮られた?!買い物のとき?

「クビにしてやりましょうか。
新山さん。
破門した身とは言え、
わたくしは命令する事の出来る立場
にいることをお分かり?」

そういったあと、彼女はにまぁっと笑った。

「わかってますよ。
だから取引しましょうや。

わたしはこの写真を捨てる。
あなたは彗と別れる。」

この女っ!
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