僕と暮らしてくれませんか
「なにやってるの。」

そのとき彗が、わたしの隣に来た。
彼女は「ほな、さいなら。今後ともども宜しゅうお願いします。」
そう言って離れて行った。

「なに、知り合いだったの?」

んーわたしが大手企業の社長令嬢ってことは言わない方が良さそうかも?


「昔ちょっとね。」

「二好菜(にいな)とは関わらないで。」

…にいな?なんで名前知ってるの?

あ、そうか同級生だものね。

「元カノなんだ。」
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