僕と暮らしてくれませんか
わたしがそう言って彗に抱きつく。

「俺は、もう環だけでいっぱいだよ。」

そう言って彗はまたわたしに噛むようなキスをした。

「…なに?一緒に風呂入る?」

その言葉にカァーっと熱くなる。

「速くはいってくださいっ!
彗が抱きしめたからっ!
濡れたしっ!ばかっ」

私はそう言ってお風呂場の戸を閉めた。
…でもなんだか少し安心したかも。

わたしはちょっと嬉しい気持ちで
リビングに戻った。
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