僕と暮らしてくれませんか
「ま、こんくらいは許してもらわないとな。」

そう言って俺は環にキスマークをつけた。

***

「なにこれー?!」

朝から大声で環が叫ぶ。

「ちょっと!彗!
どこにキスマーク付けてんのよ〜!
ばかっ!

これじゃスカート膝丈じゃないっ!

シャツのボタンも全しめじゃないとだめだしっ!
ばかぁー!」

そう言って彼女は髪の毛を下ろし、首のキスマークを隠す。
別に隠さなくてもいいじゃん。
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