僕と暮らしてくれませんか
「ありがとうございました。新入生退場。」

こうして、私たちの入学式は幕を閉じた。教室へ帰るとみんながきゃーきゃー言い始めた。

「書記の人すっごくかっこよかったよね?!」
「いーなー!あんな人と仕事出来るって最高じゃんっ!」

と、彗の事ばかり話していた。
すみません、私同居してます…。
そう思っていた時隣から痛っという声が聞こえた。

「どうしたの?」

「あ、コンタクトにゴミが入ったっぽくて…でも今日除光液持ってきてないんだよね…。」

私もコンタクトなので、鞄からそっと取り出して渡す。

「これ、使って。」

「あ、ありがとう!えっと…環ちゃん!」

「いーえー。」
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