僕と暮らしてくれませんか
その子とはすぐに仲良くなった。
名前は瀬戸美夢(せとみゆ)だった。
家も割と近所らしい。

下校の時間になり、私は舞華と、美夢、そして舞華が仲良くなった荘山香菜(そうやまかな)の4人で帰った。

家に着き、バーンっとドアを開けた。

「おう、おかえり。今日環が家事だよ。」

彼はニヤニヤしながらソファーに座ってこちらをみた。

「先輩なら教てよ!彗、さん。」

なんとなく敬語になってしまう。そりゃそーだ。先輩だったんだもの。

「いや、彗でいーし、タメ口でいいから。だって俺別に高校生って言っただけだし、言う必要なんてないかなーって思って。」

いや、目が笑ってますけど。
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