僕と暮らしてくれませんか
「ねぇ!高嶋さん!
部活動見学行かない?」
そう声をかけてくれたのは小学校も一緒だった子。
そう、舞華だ。
「うん!!」
わたしは初めて誘われて嬉しくて舞い上がってしまっていた。
「お、お母様。すこしいいかしら?」
「なに?今とても疲れているの。
手短にして頂戴。」
「えっとね、部活に入ろうかと思って…」
わたしがそう言うと母の動きがぴたりとと止まった。
「ふざけないで!!」
そのときだ。
お母様は万年筆をわたしに投げた。
制服は黒に染まり、わたしの肩は、
赤く染まった。
「キ、キャーー!!」
メイドさんがそう叫び、家中がパニックになった。
あぁ、わたしは自由がないのか。