僕と暮らしてくれませんか
まあ、いっか。

「今日のご飯はカレーでいい?」

「いーね!」

そう言って私がエプロンを身にまとうと、彼はちょこんと私の後ろに立った。
…?

「な、なに?」

「ううん、みてるだけー。」

そう言ってにこにこする彼をみて、なんだか怒る気にもなれず、温かい気持ちになった。

「あ、そういえば、彗の事みんなカッコいいーって言ってたよ?」

そういうと、彼は私の肩に顔をのせた。

「ひゃっ!」
「環はー?」

甘える彼。

「環はどう思ったのー?」
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