綺麗に泣く
ヤバイヤバイやってもうたアアアアア
最悪。
「えと、あの、敦さん。脱いでもらえます?」
いやこれは変態的思考は全くなくて!
だって、制服着たままじゃ洗えないじゃないですか!
「…は?」
眉と眉の間の溝をより一層深めている。
ですよねー!そうなるよねー!
うわーん、百武助けて〜、という目で百武を見つめる。
「あーもう、すんません。こいつ落ち着きなくて。」
俺のジャージ取ってくるんで、出てるとこだけでも洗っといてください。
そう言って百武は、タオルを置いて教室へ戻って行った。
百武の優しさにウルってきたよ、ありがとうよ、百武。
「なんで彼が謝ってんだろうね。バカだよね、君。なんもできないじゃん。」
冷ややかな目で見られている。死にたい。
そんなとこもかっこいいなー、なんて思ったりして
…ってバカか。