俺様王子はわたしに甘い


「え、優斗?」

「いや、ならいっかーって。じゃ。」

それだけ言って出て行こうとする優斗をつい、引き止める。



「ま、待ってよ!」





あ、あれ?なんでわたし引き留めてるの…





優斗の顔がみれなくて不安になる。


「優斗……行かないで。」




これが、好きってことなの…?



わたしがそう言うと彼はくるっとこちらを向いた。



「それが返事ってことでいい?」


ニヤッとして言う彼。


や、やられた〜っ!


「ばっばか!」

わたしがそう言って彼の胸板を叩くと


< 7 / 12 >

この作品をシェア

pagetop