俺様王子はわたしに甘い
「え、優斗?」
「いや、ならいっかーって。じゃ。」
それだけ言って出て行こうとする優斗をつい、引き止める。
「ま、待ってよ!」
あ、あれ?なんでわたし引き留めてるの…
優斗の顔がみれなくて不安になる。
「優斗……行かないで。」
これが、好きってことなの…?
わたしがそう言うと彼はくるっとこちらを向いた。
「それが返事ってことでいい?」
ニヤッとして言う彼。
や、やられた〜っ!
「ばっばか!」
わたしがそう言って彼の胸板を叩くと