俺様王子はわたしに甘い
…っうぅー!


この、胸がぎゅーってなるのはなんなの?


***



「こうして、わたしの前途多難な恋の始まりとなった…ってとこ?」


「モノローグ感謝します…。

そゆこと。」


わたしが夏加に報告する。

あぁ、本当…わたしなんであんなこと思ったんだろ…それから…


「なんでドキドキしちゃったんだろ…


って言いたいの?」

夏加がわたしの心を読んだように言う。


「それが恋だからよ。」


夏加がピンッと人差し指を指して言った。

なんだか頭がよさそうにみえる…



って!ちがうくて!
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