先生、死ぬ前に私と恋して下さい
夢の次の日って、眠いのよね。
わたしは大きなあくびをしながら廊下を歩く。
隣で美希が笑う。
「なに、昨日そんなに勉強したの?」
「え?なんで?」
「だって、ほら。
中間テスト学年一位だったけど
二位の人とあんまり差なかったじゃない、」
あー、そういえばそうだった。
「うーん、そうだね。そうかもしれない。」
「はぁ?それ絶対違うじゃない。
あ、わかった。
また菊山くだりか。
きーかない。」
「正解。」
わたしはそう言いながら苦笑する。
やっぱりバレちゃうんだなー。