先生、死ぬ前に私と恋して下さい


美希だからいいけど、

わたしもし先生のこと好きなの?って

違う人から聞かれたら、

好きって言っちゃうもんな。

「おーい、宮ノ越。

あとでちょっときて。」

「はーい。」

小田先生に呼ばれてわたしは廊下を足早に通り過ぎた。


「先生ー、なんですかー。」

「おー、お前さ、二位のやつどうにかしてくんない?

天才同士さー。」

「はい?」

「学年二位の佐川くん学校不登校なのよ。」


は、はぁ。

それだけ?

わたしは小田先生に紙を渡された。

どっからどうみても個人情報。
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