先生、死ぬ前に私と恋して下さい
いやいや、普通玄関いれないでしょ。
とか思ってしまう。
「…っていうのは冗談。
来てくれてありがとう。
どうせ小田が行けとかなんか言ったんでしょ。
巻き込んでごめんな。
俺、別に不登校とかじゃ無いよ。
ただ毎日眠いだけだから。」
…え?
「さっきのキャラはつくってたってこと?」
「そ、意地悪でしょ、俺。
知ってる。」
そう言ってなんだか満足したように、息をついた。
「何?キャラ迷子とか?」
わたしがそう聞くと、彼は目を丸くして笑った。
「面白っ、んなわけねーじゃん?
みんなの反応が面白いからしてるだけでさ。
てか、あんた面白いな。」