先生、死ぬ前に私と恋して下さい


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「おはよ、宮ノ越。」

ま、ま、ま、まさか!

先生から挨拶してくれるなんてぇー!


今日は記念日だ!

わたしがそんな風に思っていると、

先生はなんだか顔をしかめた。


「…その頭どーした。」


「あ、今日は下ろしたんです!

どーですか??」

わたしがワクワクしながら聞くと

「全然似合わんな。

俺は結んでる方が好きだなー。」


先生、今なんと?!

「好き」っていう部分だけ切り取りたいです!


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