先生、死ぬ前に私と恋して下さい

「どーすればいい…」


「亜蘭に一回ちゃんと言った方が良いよ。」

「でもさ、わたし別に告白されたわけじゃないのに

自意識過剰過ぎない？」

わたしが不安で問う。

美希は、やれやれと言わんばかりに

わたしに顔をぐっと近付けた。


「だ、か、ら、あんたが気付いてないだけで

亜蘭は本気であんたが好きなの。

ちゃんと言ってあげないと

亜蘭もわからないと思うよ？」

…亜蘭わたしのこと好きとか

言ったこと無いんだけどなー。


…てか、逆に嫌われてるって言うか…。

美希が言うならそうなのかもしれないけど…。



なんか、人生って大変だ。

わたしはそんなババくさいようなことを思いながら

ラインで亜蘭に夜家に行くと送信した。