先生、死ぬ前に私と恋して下さい

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「で、なんだよ。

お前から来るとか初めてじゃね?」

亜蘭はなにか察してるのかわからないけれど

わたしに話す番を与えない。


…亜蘭。

「ねぇ、亜蘭。

わたしね…」


「あ、お茶持ってくるわ。」


「亜蘭!!」


話を聞かずに部屋を出て行こうとする亜蘭を止める。

「…っんだよ。

早いんだよ。

麗のくせにさ…。」

亜蘭が顔を手で覆った。

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