夢の言葉と約束の翼(中)【夢の言葉続編⑥】
***
コンコンッ!
「マオさん?失礼します、入ってもいいですか?」
部屋の前に着いた私は、はやる気持ちを抑えながら扉をノックして声をかけた。
返事を待ちながら、どんな話をしようか?と考えるが、今はとりあえず二人きりで過ごせるという時間に舞い上がってしまう。
ドキドキと高鳴る鼓動と、喜びが隠しきれず表情筋は緩んでにやにや。
ーーダメだ!
これじゃあ彼に変な女だと思われてしまう。
軽く自分の頬をペチペチ叩いて気を引き締めた。
……しかし。
気を引き締めて待つが、マオさんからの返答がない。
「?……マオさん?私です、アカリです」
もう一度ノックしながら声をかける。
が、なんの反応も返ってこない。
私が身だしなみを整えている間に眠ってしまった?
ーーいやいや。
そんな、5分も経っていないのにまさか……。
そう思ったが、返答が返ってこないという事はそういう事なのだろうか?
嬉しかった気持ちが一気に沈んで、しゅんっと俯いた。
コンコンッ!
「マオさん?失礼します、入ってもいいですか?」
部屋の前に着いた私は、はやる気持ちを抑えながら扉をノックして声をかけた。
返事を待ちながら、どんな話をしようか?と考えるが、今はとりあえず二人きりで過ごせるという時間に舞い上がってしまう。
ドキドキと高鳴る鼓動と、喜びが隠しきれず表情筋は緩んでにやにや。
ーーダメだ!
これじゃあ彼に変な女だと思われてしまう。
軽く自分の頬をペチペチ叩いて気を引き締めた。
……しかし。
気を引き締めて待つが、マオさんからの返答がない。
「?……マオさん?私です、アカリです」
もう一度ノックしながら声をかける。
が、なんの反応も返ってこない。
私が身だしなみを整えている間に眠ってしまった?
ーーいやいや。
そんな、5分も経っていないのにまさか……。
そう思ったが、返答が返ってこないという事はそういう事なのだろうか?
嬉しかった気持ちが一気に沈んで、しゅんっと俯いた。