夢の言葉と約束の翼(中)【夢の言葉続編⑥】
***
「……本当に、ごめんなさいっ」
冷たい水で濡らしたタオルを、ベッドに座る僕の赤くなったおでこや鼻に当てながら、アカリさんは申し訳なさそうな表情を浮かべている。
「いえ、大丈夫です。
アカリさんのせいじゃないですから……そんな表情《かお》しないで下さい」
安心させようと微笑むが、彼女の表情はなかなか晴れない。
どうしたら、微笑ってくれるーー?
きっと痛み《コレ》は、神様が馬鹿な僕に与えた罰。
……そうだ。全ては僕が、彼女を怒らせたり、悲しませたりしたからなんだ。
今度こそ素直に、なろう。
そう思って、僕は口を開いた。
「戻ってきてくれて、ありがとうございます。
本当は……貴女と一緒に、こうして過ごしたかった」
素直な気持ちを、自らの想いを伝えるのは、とても勇気がいるし、少し恥ずかしい。
けど……。
僕の言葉を聞いて、とても嬉しそうに微笑ってくれるアカリさんを見ると……。僕もつられて、笑顔になれた。
「……本当に、ごめんなさいっ」
冷たい水で濡らしたタオルを、ベッドに座る僕の赤くなったおでこや鼻に当てながら、アカリさんは申し訳なさそうな表情を浮かべている。
「いえ、大丈夫です。
アカリさんのせいじゃないですから……そんな表情《かお》しないで下さい」
安心させようと微笑むが、彼女の表情はなかなか晴れない。
どうしたら、微笑ってくれるーー?
きっと痛み《コレ》は、神様が馬鹿な僕に与えた罰。
……そうだ。全ては僕が、彼女を怒らせたり、悲しませたりしたからなんだ。
今度こそ素直に、なろう。
そう思って、僕は口を開いた。
「戻ってきてくれて、ありがとうございます。
本当は……貴女と一緒に、こうして過ごしたかった」
素直な気持ちを、自らの想いを伝えるのは、とても勇気がいるし、少し恥ずかしい。
けど……。
僕の言葉を聞いて、とても嬉しそうに微笑ってくれるアカリさんを見ると……。僕もつられて、笑顔になれた。