夢の言葉と約束の翼(中)【夢の言葉続編⑥】
「おおっ!素敵だぞ、ミネア!
なっ?マオ君もそう思うだろう?」
「!……えっ、あ……はい」
ハンク様に話を振られて、僕は慌てて頷く。
恋人。婚約者。
そう頭の中で分かっていても、まだ僕には信じられなかった。
ミネアさんが、この先ずっと僕の隣に居てくれる女性だという事が……。
ーー理由は、何故だか分からない。
きっと、ミネアさんが素敵すぎるからだと……思う。
彼女が僕の隣にいる未来が、想像出来ないのは……。
そんな事を思ってなかなか直視出来ないでいると、係の人達の間を抜け出したミネアさんが、少し離れた場所にいた僕に歩み寄って来た。
「もうっ、マオ様ったら!
そんな遠くにいないで、もっと近くで見てらしてよ?
ねっ?どうかしら?
これと、さっき着たロングトレーンのドレスと……。マオ様はどちらがお好み?」
にっこりと微笑みながら尋ねてくる彼女が眩しすぎて、目を上手く合わせられない。
僕は、思わず目を逸らしてしまった。