恋の短編集
そんなこんなで授業もあっという間に

終わって、放課後になった。

いよいよ決戦(手を繋ぐ)の時、

帰り道に勇気を振り絞って

まーくんの手を繋いだ。

でも、すぐに手を振り払われた。

(え…もしかして、私のこと…

なんて、思考回路をぐるぐるしてると

「フッ お前、俺と手繋ぎたいの?」

そう、意地悪に言ってきた。

「そ、そんなの…当たり前じゃん。」

「じゃあ、お願いしなよ。笑」

「なんで、そんなこと言うの」

「なんでって言っても、
繋ぎたいんだろ?」
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