恋の短編集
「ひかり。
なんで、俺から逃げてたんだ?」

その言葉に驚いて、私は黙ってしまった。

「なんで、黙るんだよ。」

「ご、ごめん。」

うつむいて謝った私にまーくんが

顔を上げて、キスをした。

チュッ

「な、なんで?」

「先にキスしてきたのはお前だろ。」

「あ、あの時は…」
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