恋の短編集
すれ違いは…
「なぁ。俺さ、好きな奴ができたんだ。」
学校の帰り道、ボソッと君が言ったんだ。

「へぇ〜。私も好きな人ができたよ。」
と、そう君も言ってきた。

『好きなのは君 なんだ(なのに)。』

「もう、一緒に登下校するのやめる?」
「いや、それは平気だろ。」
「でも、勘違いされちゃうかもよ?」
「お前だってそうだろ。」
「私は平気だよ。」
「なら、俺も平気だ。(笑)」
「なにそれ(笑)」

お互いがお互いの想いなど知らずに歩く
少し切ない帰り道…。
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